調査目的・年間スケジュール・調査地域
調査目的
- 北限のサルの現在の遊動生活や食性、分布などの生態や、個体間関係や群れの成り立ち、群間関係などの社会的内容、形態や生理的特徴などを明らかにする。
- こうした調査を長年月にわたり継続することによって、はじめて見えてくる北限のサルの特異性や価値を把握する。
- これらのことによって、下北半島に生きるサルの自然史的位置と価値を理解する。
北限のニホンザルの絶滅につながるあらゆる事態を防ぎ、サルたちと彼らを取り巻く自然の保護を目指す。
過去も現在もそこに暮らす人々とサルたちは互いに影響を受け続けてきたし今後も受け続ける。その関係がより良い関係としてあるように、調査結果を公表し、保護と共存を目指してアピールする。 - そのあり方の一つとして、これまでに「野外博物館構想」が提案されてきたが、今後もより良い方策を模索し、提案していく。
年間スケジュール
- 4月下旬~5月上旬(G.W)
モンキーウォッチング(調査員の自由意思による自然観察) - 8月上旬
夏季セミナー(サルの生態・調査方法・取りまとめ等の勉強会・調査員養成講座)
夏季ニホンザル調査 - 12月下旬
冬季ニホンザル調査 - 2月第2日曜日
自然観察会(対象は一般、北国の冬の森を楽しみます。) - 3月第3土・日曜日
補足調査
調査地域
青森県むつ市脇野沢地区全域から川内町湯野川地区、佐井村牛滝地区、および川内川流域。
鱈の里バンガロー